-
開成水泳部の活動
我々水泳部は今年で112年目という、開成学園の中でも殊に長い歴史を有しています。そのため、強い上下の繋がり、非常に多くの助手と呼ばれるOBの方々、伝統のある合宿、独特の部の雰囲気などの特徴があります。ここでは、我々水泳部の活動の紹介をします。
開成学園にはプールがありません。そこで水泳部では、外部のプール施設を借りての練習、という形をとっています。これが、我々水泳部の大きな特徴といえるでしょう。
・プール練 その名の通りプールで行う練習で、水泳部のメインとなる活動です。執行部が外部のプールを2コースほど借りて、二時間の練習のうち競泳と日本泳法を大体一時間ずつやります。 競泳は、クロール・平泳ぎ・バタフライ・背泳ぎのことです。泳力によってコースを分けて練習しますので、あまり泳ぎが速くない人も、逆にかなり早い人もあまり問題なくやっています。 日本泳法というのは日本の昔ながらの泳ぎです。かなりマイナーですけれども、急流をさかのぼるための泳ぎとか波を乗り切って進むための泳ぎとか、あらゆる環境に応じたいろいろな泳ぎがあるので面白いと思います。単なる泳ぎだけではなく、立ち泳ぎや飛び込みもあり、全部で20種類以上あるので飽きずにやっていけます。 また、水泳部は上下のつながりが強く、よくOBが練習を見に来てくれます。水泳部ではこれらOBのことを通例「助手(すけて)」と呼んでいます。指導してくださる助手さんは大学生が主でありますが、さらにはずっと年配の方もいます。
・陸トレーニング(陸トレ)
プールの取れない時に、学校で行う練習です。持久力を鍛えるためはじめにランニング、筋力をつけるため筋トレ(腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットなど)、そして体をやわらかくするためストレッチをします。最後に遊びで何かしたりもします。
・朝練
陸トレを朝にやるようなもので、筋トレやストレッチなどをします。意外と筋力がつきますが、最近では目下消滅ギリギリ……。
ページの先頭へ
|
|
活動日 |
活動場所 |
時間帯 |
普段の練習 |
プール練 |
主に月・水・金 |
外部のプール(後述) |
17時〜19時※ |
陸トレ |
学校(中学ピロティーに集合) |
15時〜17時 |
朝練 |
主に火・木・土 |
7時30分〜 |
※ 17 時〜 19
時とプール練の時間帯が少し遅いのは、プールの予約の関係でプールをその時間帯しか使えないためです。この点が少しネックですが、学校から 2
時間のところに住んでいた、なんていう先輩も部活には大体出ていらっしゃったので、実際はなんとかなるものです。
長期休暇や休日は、大体 9 時〜 11 時にやります。
ページの先頭へ
前述の通り、水泳部は外部のプールを使用して練習しています。ここでは現在使用しているプールの紹介をします。
・東京辰巳国際水泳場 (通称:辰巳)
 プールが広く設備がよいため、一年を通して一番よく使うプールです。学校から結構遠いのがデメリットです。メイン・サブ・ダイビングプールがあり、普通の泳ぎの練習はメイン・サブプールで、飛び込みの練習はダイビングプールで行います。 JR京葉線・東京メトロ有楽町線・臨海副都心線「新木場」駅から歩いて10分程度のところです。東京メトロ有楽町線「辰巳駅」からも行くことができます。
アクセス方法はこちら
・鹿浜校址公園プール (通称:鹿浜) 夏休み中使用します。バス代等で少し交通費がかさみますが(往復最大720円)、屋外プールで開放感があり、全コース貸し切りなのがメリットです。また貸切なので、大掛かりなレクも可能です。 JR王子駅から都バス使用で30分程のところです。
・東京体育館 (通称:東体)

主に冬に利用されます。交通の便がよくてプール代が安いため、二番目によく使うプールですが、プールが少々狭いのが難点です。
JR総武線「千駄ヶ谷駅」の目の前にあり、都営地下鉄「国立競技場前」駅からすぐのところにあります。 アクセス方法はこちら
・その他、新木場のBumbや、代々木のオリンピックセンターなども随時使用します。
ページの先頭へ
水泳部では普段のプール練の他にも、各種行事があります。それぞれに部員は積極的に取り組んでいます。
・合宿
水泳学校が行われる館山の開成那古宿舎で水泳部(中二以上)は毎年合宿をしています。練習では海で主に日本泳法の練習をし、イベントとして大遠泳で10km泳いだりもします。毎年7月下旬から8月上旬に10泊11日間行っています。(中一は水泳学校のため不参加)
合宿特別ページはこちら
・レクリエーション(レク)
水泳部ではたまに(一年に数回)休日に荒川河川敷の運動場などで四時間連続サッカーをしたりします。目的は、部員同士の交流から忍耐力の向上・ストレス発散まで様々です。
・文化祭
水泳部は運動部ですが、だいたい毎年文化祭に参加しています。内容としては水泳部の活動についてや日本泳法についてなどの展示が主流です。僕らの水泳部では文化祭直後に執行部が交代するので、文化祭については高一主導で行います。よろしければどうぞお越しください。
ページの先頭へ
普段の練習の成果を出す場として、大会にも積極的に参加しています。
・荒川区大会(通称:区大会)(8月下旬) 荒川区にある学校が出場する競泳の大会です。小学生に対して行われる「北島康介杯」が行われたりします。ほとんどの部員が出られます。
・日本泳法大会(通称:泳法大会)(8月下旬) 日本泳法の全国大会です。全国の日本泳法を練習しているチーム、あらゆる流派が集まり、泳ぎの美しさを競います。毎年日本のどこかの都市での開催となります。 ただ、この大会は上級生や日本泳法の上手な部員が出るので、概ね新入部員は出場しないことになります。
・中学学年別水泳競技会・高校新人戦(高校記録会)(それぞれ9月上旬・下旬)
東京都の競泳の大会で、辰巳で行われます。東京都にある学校の水泳部が出場します。若干レベルが高く、水泳部ではタイムの早い部員が出場します。高校新人戦が文化祭にかぶったときは翌週の高校記録会に出ます。
・東京都水泳協会日本泳法競技会(通称:都水協)(11月上旬)
東京都水泳協会が管轄する日本泳法の大会で、辰巳で行われます。東京都の日本泳法のチームが泳ぎの美しさを競い合うのがメインです。また、この大会では「郡泳」といって日本泳法でやるシンクロのような競技や、2kgの重りをプールで支える時間を競う「支重」、さらにはプールで色紙に書をするという「水書」というものまであり、僕らの水泳部も出場しています。
・東京都記録会(春)(4月上旬) これも東京都の競泳の大会で、東京都の各校が出場し、そこそこレベルの高い大会です。
ページの先頭へ
水泳部では、運動部なのに部誌を発行しています。
各部員が思い思いに書いた原稿を集めて執行部が印刷し、部員全員に配っています。内容としては、水泳部の連絡事項・注意事項から、競泳や日本泳法におけるアドバイスがあり、一方部員の趣味(音楽とか漫画とか)について書いてあったりもします。 よく存在価値を疑われますが、部員同士の親睦を深める上で非常に役立っています。
ページの先頭へ
戻る
|